NPO法人化1周年を記念して2014年発行の『月刊群雛』電子版をすべて200円(税別)に!

日本独立作家同盟は5月26日、NPO法人化から1周年を迎えました。日頃のご愛顧とご助力に、心より感謝いたします。NPO法人化1周年を記念して、2014年発行の『月刊群雛』電子版をすべて200円(税別)に値下げしました。ぜひこの機会に、過去の『月刊群雛』を振り返ってみてください。

紙の本の流通と、電子の本の流通

写真素材 足成より
画像:写真素材 足成より

制作した「本」は、流通させて1人でも多くの人に読まれることが望まれます。紙の本の流通と、電子の本の流通は、やはり全く異なります。




紙の本の流通


紙の本の場合、出版社から取次を経て書店やコンビニで販売されるという流通経路か、同人誌即売会で頒布をするというのが一般的でしょう。日本独立作家同盟はその設立趣旨から、出版社から取次を経て書店やコンビニで販売される、いわゆる「メジャー」な流通経路には関与しません。

もちろん、出版社から取次を経て書店やコンビニで販売される「メジャー」流通を否定するわけではありません。なんだかんだで、商業出版の力は凄いです。セルフパブリッシングから商業出版を果たした藤井太洋さんのような事例もありますし、日本独立作家同盟から同じような事例が出て欲しいとも思います。

書店は中間搾取業である」などという辛辣な意見もありますが、何万という部数をすべて個人だけの力で流通させることは大変困難です。出版社から取次を経て書店やコンビニで販売される「メジャー」な流通経路は、代わりに売って頂いているというだけ話。そこには共存関係が成り立っています。

同人誌即売会などで手売りをする場合は、サークル参加費と、人件費、売れ残った場合の送料と保管コストなどがかかります。保管コストは、小ロットであれば部屋の一角が占拠される程度で済むでしょうけど。人件費は、自分でやればタダのように思えますが、その分確実に時間=コストがかかります。



電子の本の流通


では、電子の本の場合はどうでしょう? 実は複製コストと同様に、配信コストもほぼゼロです。配信するだけなら方法はたくさんありますし、それほど難しい話ではありません。ただ、認知してもらうのが非常に難しいのです。

プラットフォームの集客力だけではなく、TwitterなどのSNSによる拡散や、ブログやウェブサイトによる告知など、認知をしてもらうためのたゆまぬ努力が必要です。



対価を求めない無料配信の場合


コンテンツを配信する手段には、無料のメルマガを配信する、ブログで配信する、「小説家になろう!」や「ニコニコ静画(マンガ)」といった CGM(Consumer Generated Media) プラットフォームなどがあります。

「本」として作りこんだファイルを配信するなら、自分でサーバーを立てる、アップローダーを使う、DropboxやGoogleドライブなどのオンラインストレージから共有する、iBookstoreなど無料配信に対応している販売プラットフォームを使うといった手段があります。



対価を求める有償配信の場合


有償配信する場合は決済手段が必要となるため、必ずどこかのプラットフォームを利用する形になります。多くの場合、コンテンツが売れた時にだけ販売手数料がかかります。

紙の本も、取次流通で書店の棚に本を並べるだけなら、対価を要求されることはありません。ただ、紙の本の場合は、一定期間売れなかったら、返本されてしまいます。

電子の本の場合、ずっと並べ続けることができますし、管理コストを請求されることもありません。返本リスクや、管理コストを考慮しなくていいというのも、電子の本が自己出版(セルフパブリッシング)しやすい要因の1つです。


[posted by 群雛ポータル編集部]