更新日:2014年3月28日

ソーシャルメディアを本のプロモーションにどう活用するか? ── JEPAセミナーレポート

境祐司氏

日本電子出版協会(JEPA)は2014年1月15日に、「eBook Strategy Magazine」の境祐司氏を講師に迎え「出版社のためのHTML5パブリッシング入門」と題したセミナーを行いました。その中で、私が一番興味を引かれた「プロモーション」に関する話をピックアップしてレポートします。




境祐司氏はセミナーで、元アップル・エバンジェリストであるガイ・カワサキ氏の事例を紹介しました。ガイ・カワサキ氏は世界的にもかなり有名で、Twitter(認証済みアカウント)のフォロワーは140万人近いです。



その彼が1年前に「APE」という本を出してからずっと、Hangout on Air (YouTube Live) を使ってトークショーを行うなどの宣伝活動をし続けているそうです。フォロワーが140万人いてもなお、徹底的に宣伝し続ける必要があると。




ちなみに「APE」というのは、Author、Publisher、Entrepreneurの略で、サブタイトルは「How to Publish a Book」です。「著者・出版社・起業家」のための「いかにして本を出版するか」という解説書、ということになるでしょう(私は未読)。

境氏は、ガイ・カワサキ氏による多くの動画の中から「How to Use Social Media to Sell More Books, with Guy Kawasaki」を紹介しました。




ガイ・カワサキ氏は、Facebook、Twitter、Google+、Pinterest、LinkedInといったソーシャルメディアを、以下のようにセグメントしているそうです。



How to Use Social Media to Sell: Segment the Services


Five Ps of SM

  • Facebook: People
  • Twitter: Perceptions
  • Google+: Passions
  • Pinterest: Pinning
  • LinkedIn: Pimping

Facebookは人のつながり(ソーシャルグラフ)が中心となるメディア、Twitterは知覚・認識のメディア(テキスト中心だから?)、Google+は情熱・情欲のメディア(写真の影響力が強いから?)、Pinterestはピン止め固定するメディア、LinkedInは斡旋のメディア、といったところでしょうか。

最近は、Twitterでも写真が目立つようになるなど日々変化していますので、このセグメントも徐々に変わりつつあるとは思います。重要なのは、同じソーシャルメディアとはいえ特性が異なるのですから、その特性に合わせたプロモーションをしなければならないという点になるでしょう。


境氏が出版社の方々に「発売する前にプロモーションしましょう!」と呼びかけていたのが非常に印象的でした。小さくこまめに情報発信すること、何回か花火を上げることがポイントだそうです。こういった手法はセルフパブリッシングにも活用できると思います。


[posted by 鷹野 凌

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