NPO法人化1周年を記念して2014年発行の『月刊群雛』電子版をすべて200円(税別)に!

日本独立作家同盟は5月26日、NPO法人化から1周年を迎えました。日頃のご愛顧とご助力に、心より感謝いたします。NPO法人化1周年を記念して、2014年発行の『月刊群雛』電子版をすべて200円(税別)に値下げしました。ぜひこの機会に、過去の『月刊群雛』を振り返ってみてください。

コラム『現代音楽いかがですか?』が『月刊群雛』2015年10月号に掲載! ── 作品概要・サンプルとハル吉さんインタビュー #群雛

『月刊群雛』2015年10月号

『月刊群雛』2015年10月号には、ハル吉さんのコラム『現代音楽いかがですか?』が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? 作品概要・サンプルとインタビューをご覧ください。





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作品概要


 現代のクラシック音楽であるミニマル・ミュージックを中心としたディスクガイド『現代音楽ディスクガイド350 ~旋律と律動~』を昨年上梓しました。取り上げた作曲家は伊福部昭(いふくべ・あきら)、佐藤聰明(さとう・そうめい)、久石譲(ひさいし・じょう)、佐村河内守(さむらごうち・まもる)、吉松隆(よしまつ・たかし)、和田薫(わだ・かおる)、スティーブ・ライヒ、マイケル・ナイマン、フィリップ・グラス、ギャビン・ブライヤーズ、デビッド・ラング、ミロスラフ・カベラーチ、カムラン・インスなどなど、約150名。今回は簡単な現代音楽の解説を新たに書き起こし、その350枚から選んだベスト5を紹介しています。


現代音楽いかがですか?


 現代音楽とは新しいクラシック音楽です。すみません、いきなり結論を言ってしまいました。「新しい」のに「クラシック」、矛盾しているじゃないか、えぇ、えぇ、確かにそうなんですけども、まぁ、まぁ、落ち着いて話を聞いて下さい。皆さんも中高生時代に音楽の時間にバッハとかベートーヴェンとか習ったと思います。曲は忘れても名前ぐらいは覚えてますよね。あぁあの、西洋の昔の音楽ね、そうなんです。あの昔の音楽がですね、皆さんの知らない間にひっそりと流れ流れて、現代まで続いていたんです。ビックリですね。まだ生きてたのか! みたいな。ゲンガクシジューソーキョクって舌の噛みそうな曲を今でも作ってる人いるの? います! 今はもうロックの時代でしょ? エレキギターのクラシック曲も有ります! オーケストラ曲を作ってる人だっています!
 失礼、興奮してしまいました。ただですねぇ、正直言うと、現代音楽の八〇パーセントはゴミなんです(当社比)。ですから皆さんの中には現代音楽を既に聞いた事があって、
「現代音楽? あぁ、あのピーーとかブーーとか鳴ってて、ヴァイオリンが深夜の歯軋りみたいなやつ。何枚か聴いたけど、全然つまんなかったよ」
という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれない。えぇ、全くその通りなんです。現代音楽界では「メロディ、リズム、ハーモニーが有れば音楽ではない!」と言うイカレた時代が第二次世界大戦以後あたりからずっとあってですね、まぁ、今でもその傾向は強いんですが。そういうのはゲンダイオンガク(ゲンオン)と片仮名で書かれる事が多いですね。でも残りの二〇パーセントはまともで凄く良いんです。
 それと、実は日本人は既に現代音楽を聴く下地が出来ているんです。これはちょっと世界的に見ても珍しいです。と言うのはですね、皆さん、まぁ、世代にもよると思いますがゴジラのテーマ「ドシラ、ドシラ、ドシラソラシ、ドシラ」聴いた事ありますよね? あれは作曲家の伊福部いふくべあきら(あえて超先生と呼ばせてもらいますが)が作ったんです。でも中には聴いた事が無い人もいるかもしれない、そういう若い世代でも宮崎みやざき駿はやおアニメを観た事無い人いますか? いませんね。宮崎アニメの音楽を担当してるのは久石ひさいしじょうです。北野きたのたけし映画のサントラも一時やっていました。それで、もしも、もしもですよ、先頭バッターいきなり満塁ホームランってくらい、あるいは富士山頂が曇ってたってくらい有り得ないと思いますけど、ゴジラも宮崎アニメも知らない日本人がいたとしましょう。そういう人でもワイドショーとかNHKは観てますよね、そう、佐村河内さむらごうちですよ。実態は新垣にいがきたかしだった訳ですけども、あの曲なんかは不協和音も取り入れた、いかにも現代音楽って感じでした。あるいは大河ドラマ『平清盛』の音楽は吉松よしまつたかしでした。みんな現代音楽作曲家です。
 まぁそんな訳でですね、知らず知らずのうちに現代音楽の洗礼を浴びているわけです。せっかく下地は出来てるんだから、もう少し幅を広げてみませんか。かと言っていきなりCDショップの現代音楽コーナーに行っても、大体「ぴーぷ~キィィィ」みたいなのばっかりですから、転ばぬ先の杖って事で拙書『現代音楽ディクガイド350 ~旋律と律動~』から選りすぐったベスト5を紹介します。なにせ三五〇枚全部お勧めですから、絞るの大変でしたよ。もっと知りたい方はぜひ拙書をお買い上げ頂ければと思います。

※サンプルはここまでです。


ハル吉さんインタビュー


ハル吉

── まず簡単に自己紹介をお願いします
 自称猫漫画家のハル吉(はるきち)です。野良猫を見かけると反射的に「にゃ~~」と言ってしまいます。海外漫画の翻訳、音楽ガイド本、猫漫画などの同人誌を販売しています。

◆ブログ:『ハル吉とゴッシー』
http://gosshie.blogspot.jp/
◆ショップ:『峠の地蔵出版』
http://jizo.cart.fc2.com/
◆海外ウェブ漫画『デリア』の翻訳始めました。
http://delia-jp.tumblr.com/

── この作品を制作したきっかけを教えてください
 現代音楽には大きく分けてメロディ・リズム・ハーモニーの「無いもの」と「有るもの」があり、「無いもの」の文献は多いのですが、「有るもの」の文献やディスクガイドがほとんど無いので自分で書くことにしました。

── この作品の制作にあたって影響を受けた作家や作品を教えてください
 たった一人で巨大な『管弦楽法』を書き上げた、ゴジラのテーマ作曲家でもある伊福部昭(いふくべ・あきら)超先生。曲は「リトミカ・オスティナータ」。

── この作品のターゲットはどんな人ですか
 現代音楽を知らない人と現代音楽に良い印象を持っていない人。

── この作品の制作にはどれくらい時間がかかりましたか
 拙書は一年くらい、このエッセイは二時間くらいです。

── 作品の宣伝はどのような手段を用いていますか
 ブログで書くくらいです。あとは神社でお賽銭して神様に宣伝を依頼してます。

── 作品を制作する上で困っていることは何ですか
 CDを買うお金が足りません。

── 注目している作家またはお気に入り作品を教えてください
 ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲『四季』をリミックスした作曲家マックス・リヒター。

── 今後の活動予定や目標を教えてください
 漫画『猫DJゴッシー短編集 4』を年内に出したいです。警戒心の強い猫に警戒されないようになりたいです。猫カフェにも行ってみたいです。

── 最後に、読者へ向けて一言お願いします
 一緒に現代音楽を盛り上げましょう!


ハル吉さんの作品が掲載されている『月刊群雛』2015年10月号は、下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。