群雛を読もう ─ ゼロからおしえる群雛のはじめかた ─ hatching primer 第2章


ゼロからおしえる群雛のはじめかた ─ hatching primer

NPO法人日本独立作家同盟の電子雑誌『月刊群雛』に、作家と編集両方の立場から関わることになった波野發作(なみの・はっさく)氏が、『月刊群雛』への参加方法について優しくかみ砕いたガイドを寄稿してくれました。短期集中連載第2回は、「群雛を読もう」です。




第2章 群雛を読もう


群雛って何? おいしいの?


我々は雛だ!♪

という歌がある。『月刊群雛』創刊号の冒頭を飾った鷹野凌さんの詩を、同盟理事の池田さんがギターを弾きながら方々で歌っているアレだ。この下にYouTube動画を貼っておこう。熱い歌だ。



まだデビューしていない、あるいはデビュー間もない作家を雛に例えて、みんなで群をなせば、きっと飛んでいけるという希望を歌ったもので、それはすなわち『月刊群雛』のコンセプトでもある。出版社の後ろ盾がないインディーズ作家は、単体では非常に弱い。というか声が小さくて誰にも届かない。ホームページやブログでほそぼそとやっていても、埒が明かない。この世界のどこかにいる、自分の作品とウマがあう読者に巡り会うのは、偶然に頼っていては機会損失がハンパないのだ。一羽でぴよぴよしていてもダメってことだ。


ところが、何羽も固まってピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨやってれば、目立つ。目立てば誰かが見てくれるかもしれない。それが『月刊群雛』のコンセプトだ。


ピヨピヨしてればそのうち羽根も生えそろって羽ばたける日も来るかもしれない。そういうことだ。


卵のままでは誰もどこにも行けないのだから。殻をやぶって、まずは雛になろうぜっていうことなわけだ。まあ、詳しいことは群雛オフィシャルの「群雛とは」を見てくれ。あくまでもこれはぼくの感想だからね。



『月刊群雛』はどこで売ってるの? 本屋? コンビニ?


さて、まずは『月刊群雛』がどういうものか見ていただくと、話が早いだろう。


どこに売っているのか。まずは、本屋に行ってみてくれ。そこにはない。コンビニはどうだろうか。残念ながらコンビニもない。スマホは持っているかい? 持っているなら話が早い。『月刊群雛』はインターネットで買える。もちろんスマホで買うこともできる。ガラケーの人はとりあえずパソコンで買えるので大丈夫。心配しないで。


『月刊群雛』はとても多くの電子書店で取り扱っているから、もうどこかの電子書店のアカウントを持っているなら、まずはそこで探してみてくれ。よほどマイナーでない限りはそこで買うことができる。Kindleストア? もちろんあるよ。楽天Kobo? そりゃあるさ。とりあえずGoogleで「ぐんすう」と検索してみてくれ。「群雛ポータル」というサイトがすぐに見つかると思う(というか、ここだ)が、そこに取り扱っている電子書店のリストがある。あなたがアカウントを持っているところがそこにあれば、あとは注文するだけだ。専用のアプリで読んでくれ。


アカウントがないのなら、登録からだな。今後必要になるから、どこかで作っておこう。


『月刊群雛』は新しいものが450円。バックナンバーも全部いつでも買えるけど、昔の物は200円と値段が安くなってるから、とりあえずお試しというんであれば、200円のものから選んでもいいかも。でも、新しい方がオススメだけどね。だって『月刊群雛』はどんどん進化しているんだから。


BCCKSであれば、EPUB版がコピー自由のソーシャルDRMで買えるし、POD(プリント・オン・デマンド)で買うこともできる。これは注目すべきことだよ。ソーシャルDRMってのは、購入した電子書店に縛られないから、好きなビューアで読むことができるってこと。ただし、ファイルには自分のメールアドレスが埋め込まれてるから、勝手にどこかへアップロードすると、身元がバレる。注意しよう。ファイルを自分で直接持てるので、自由なのもいいね。PODってのは、受注生産で印刷製本してくれるサービスだ。少し値は張るけど、紙で読めるのはまた違った価値があるね。作者は自分の載っている号をPODで買ったりしているよ。本棚に並べると喜びもひとしおだから。


『月刊群雛』は毎月最終火曜日発売だ。一番早いのはBCCKSで、他のストアはだんだんに配信がはじまっていくよ。最近は早いから2、3日で配信開始になるところも多いよ。覚えておこう。なんならカレンダーにリマインダーを入れてもいい。



『月刊群雛』をガンガン読もうぜ


『月刊群雛』が手に入ったら、早速読んでみよう。


スマホやタブレットでも読めるから、いつでも気軽に読めるのがいいね。ビューアによって読み心地が違うから、もし複数買うのなら別のストアで買うといいかもしれない。ぼくはほとんど全部のストアで試してみたよ。ただ、バラバラに買うとあとで探すのが面倒なのは、先に言っておく。自己責任でよろしく。


『月刊群雛』は巻頭にゲスト寄稿がある。各界で活躍するいろんな人の本音トークがあるので、きっと何かの参考になるはずだ。このゲスト寄稿目当てで『月刊群雛』を買う人も珍しくないらしい。


『月刊群雛』はジャンル不問が特徴だ。そして掲載基準は挙手制。順番は原稿を編集長に送った順だ(これを「入稿順」という)。何が入っているか本当にわからないのが、魅力。そして、すべてが意欲作だ。じっと画面を見つめてみよう。あなたにも作者の「読んで欲しいオーラ」が見えるだろう。


とにかく、何が入っているかわからない。あなたの知らない新しい世界が待ち受けている、かもしれない。そういう楽しさが『月刊群雛』にはある。そこにあるのは、偶然の遭遇だ。そんなドキドキとワクワクが450円に詰まっているなら、まあ安い物だと思わないか?


『月刊群雛』の掲載作品は、連載と読切がある。連載のものはちょっと読んでみて、気に入ったらバックナンバーを買ってみよう。読切は、最近短編の他に「掌編」というショートショートもラインナップに加わった。小気味のいい作品が多くあるので、楽しんで欲しい。以前は「再録」というすでに公開されている作品を載せていたが、これは廃止になった。今はオール新作だ。


各作品のあとには、作者へのインタビュー記事がある。どんな人がどんな気持ちで書いたのかわかるので、ぜひこちらも見逃さないようにしてほしい。巻末に表紙絵師のコメントや、編集部メンバーのコメントもある。


気に入った作品や作家はみつかっただろうか?



じゃあまずは「群雛ポータル」を見ようか


『月刊群雛』のバックナンバー、どれを選べばいいのかわからない、というときに役に立つのが「群雛ポータル」だ。Googleで「ぐんすう」と検索すればすぐに見つかる(というかここだ)。


ここには、各号の参加作家のリストもあるし、それぞれのサンプル版も公開されていて、冒頭部分を読むことができる。ぜひ利用してほしい。

もちろん、そこから各ストアへのリンクもあるので、スムーズに買うことができるぞ。群雛ポータルはブックマークしておこう。そうそう、あとで詳しく説明するが、作家として参加するときに必要な情報もここに集められている。


そもそもこの記事は群雛ポータルで公開されているので、あなたはもう群雛ポータルに来ているわけだ。ならば話は早い。今すぐブックマークだ!!


〈続く〉

[posted by 波野發作

【目次】