NPO法人化1周年を記念して2014年発行の『月刊群雛』電子版をすべて200円(税別)に!

日本独立作家同盟は5月26日、NPO法人化から1周年を迎えました。日頃のご愛顧とご助力に、心より感謝いたします。NPO法人化1周年を記念して、2014年発行の『月刊群雛』電子版をすべて200円(税別)に値下げしました。ぜひこの機会に、過去の『月刊群雛』を振り返ってみてください。

Twitterでフォロワーを増やすには? ── インディーズ作家のためのSNS活用術〈3〉

Twitter
[posted by 鷹野 凌

インディーズ作家(※)に役立つショートコラム、第3回はTwitterでフォロワーを増やす方法について。ただ数字を増やしたいだけなら、手当たり次第にフォローすれば、少なくとも3分の1くらいはフォロー返ししてくれるでしょう。そうではなく、ロイヤリティ(愛情、愛着などの意味)の高いフォロワーを増やすには、どうすればいいか? という話です。


※私は、伝統的な出版手法である取次・書店流通を「メジャー」、それ以外の手段を「インディーズ」と定義しています


結城浩さんのセルフブランディング


まず、『月刊群雛』2015年12月号の巻頭に掲載されている結城浩さんのコラム『セルフブランディングで大切にしていること』を繰り返し読んで、自らの行動に反映いただくのが一番でしょう。まさに我が意を得たり、という文章です。


セルフブランディングとは、「本を売ること」や「自分を売ること」ではありません。そうではなくて、「自分の活動すべてを、読者さんから継続的に信頼してもらえるよう心がけること」なのです。
(結城浩『セルフブランディングで大切にしていること』より)

信頼とは積み重ねるものです。つまり、一朝一夕に形成されるものではありません。Twitterのようなパブリックな場に発信するツールを利用するということは、日々の行動や言動すべてが誰かから見られ評価されるということ。そしてその歴史は、あとから掘り返される可能性もあるということなのです。そう考えると、Twitterは気軽に利用できるツールではあるものの、何をどう発信するかは少し慎重であるべきだ、ということに気づきます。



フォロワーはあなたを映す鏡


少し違う観点から掘り下げます。タイムラインを流れる投稿は、誰をフォローするかによって決まります。フォローする対象は一般的に、その投稿を読みたいと思う相手です。つまり自分のフォロワーは、自分の投稿内容を如実に表した、映し鏡なのです。

アニメやマンガの話題ばかり投稿すれば、アニメやマンガの話題を好む人がフォロワーになります。政治の話題ばかり投稿すれば、政治の話題を好む人がフォロワーになります。そして、自分に返ってくるリアクションも、その傾向がモロに反映されることになります。

誰かや何かの悪口ばかり投稿すれば、悪口を見聞きし発信するのを好む人がフォロワーになり、その周辺は悪口ばかりが蔓延することになります。愚痴ばかりを投稿すると、他人の愚痴は見たくない人の方が圧倒的に多いでしょうから、恐らくあまりフォロワーは増えないでしょう。

あなたがフォローすると無条件でフォローし返す人もいますが、そういう人のタイムラインは確実にカオス化しています。読みたいと思う相手じゃなくても、フォローしているわけですから。そういうフォロワーが増えたところで、あなたの投稿はほとんど読み飛ばされます。すると、リアクションが薄いため、量で対抗するしかないという思考になるのでしょう。毎日似たような宣伝投稿ばかりを繰り返す、そういう悪循環に陥る人が多いように見えます。



切り口や言い回しを変えよう


宣伝のための投稿であっても、切り口を変えたり、言い回しを変えたり、写真を使ってみたりと、工夫しようと思えばいくらでも工夫できるはず。むしろそれが「できない」のは、表現者として恥ずかしい状態ではないでしょうか? そういう人の作品が、果たして人の心を揺さぶることができるでしょうか?

少なくとも私は、毎日ロボットのように似たような宣伝投稿ばかりを繰り返す人の作品に、興味が湧くことはありません。むしろ作品も、いい加減で疎かな、工夫のない表現が繰り返されているのだろうな、と、マイナスの評価をしてしまいます。



140字は意外と長い


表現者の1人として、考えてみてください。自分の投稿内容次第でフォロワーが増えたり減ったりするんです。街角に立ち、声や体で何かを表現し、存在を認識され、足を止めてもらい、観たり聞いたりしてもらい、やがて群衆になっていくのに似ています。これって、いいトレーニングになると思いませんか?

140字という制限の中で、何を表現すればいいのか。どれだけのことが表現できるか。どういう構成にすれば伝わりやすいのか。どれだけの人が興味を持ってくれるか。言い回し1つで、リアクションはまったく違ってきます。

575の俳句に比べたら、140字でも意外と多くのことが伝えられます。思わずリツイートしたくなるような、思わず「いいね」したくなるような、そんな投稿をたまには狙ってみませんか?



表現者なら、むしろ得意分野のはず


Twitterを宣伝活動のためのツールだと思うから、おかしな使い方をするようになると思うのです。「セルフプロモーション」だと思うと辛いけど、創作活動の延長上にあると思えば、むしろ表現者にとって得意分野ではないでしょうか?

作品を書くときなら、同じようなフレーズの繰り返しは避け、違う言い回しに工夫するはず。それがなぜTwitterだと、できないのでしょう? 毎日似たような宣伝投稿ばかりを繰り返すようになってしまうのでしょう? 本来なら、できるはずです。心がけ1つではないでしょうか?



「増やす」のではなく、結果的に「増える」


そうやって活動していれば、ロイヤリティの高いフォロワーは自然に増えていくはずです。「増やす」のではなく、結果的に「増える」のです。ただし、一朝一夕に増えることはありません。毎日の積み重ねです。継続するしかないのです。これはTwitterに限った話ではなく、ブログでも何でも同じです。


次回は、目に留まりやすい投稿テクニックについてです。


〈続く〉

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