小説『エブリデイ・アニバーサリー』が『別冊群雛』2015年02月発売号に掲載! ―― 晴海まどかさんインタビュー

作品情報&著者情報
『別冊群雛 (GunSu)』2015年02月発売号

『別冊群雛』2015年02月発売号には、晴海まどかさんの新作小説『エブリデイ・アニバーサリー』が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。

―― まず簡単に自己紹介をお願いします。

 晴海まどか(はるみ・まどか)です。一九八三年生まれの乙女座のA型です。セーラーマーキュリーと誕生日と血液型が同じなのが密かな自慢です。
『月刊群雛』には編集で参加していることの方が多いのですが、作品もたまに掲載してもらっています。ちょうど一年前の『月刊群雛』創刊号ではトップバッターで作品を掲載させていただいたので、一周年記念号となる増刊号も! というわけで勇んで参加表明しました。
 好きなものはムーミンと椎名林檎(しいな・りんご)、趣味は音楽活動です。

 二〇一四年三月に、『明日が雨でも晴れでも』という作品で、ライブドアブログ×impress QuickBooks主催の『ライトなラノベコンテスト』にて特別賞をいただきました。
◆インタビュー記事(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/interview/20140508_647257.html

 また、同じくimpress QuickBooksから、新作小説『髪の毛探偵 石神くん』シリーズが発売中です。1巻は無料配信しているのでお気軽にぽちってください!
◆『髪の毛探偵 石神くんシリーズ』プロモーションページ
・1巻「ひとりぼっちの桜の亡霊」:http://ishigami1.tumblr.com/
・2巻「茶パツおばけの肝だめし」:http://ishigami2.tumblr.com/
・3巻「おかっぱかぐや姫の仮装行列」:http://ishigami3.tumblr.com/

◆公式サイト:『白兎ワークス』
http://whiterabbitworks.wordpress.com/
◆ブログ:『原点回帰―Running possible―』
http://mfineocean.blog98.fc2.com/
◆Twitter(@harumima)
https://twitter.com/harumima

―― この作品の内容を簡単に紹介して下さい。

 二人で暮らしている双子のアラサー姉妹のお話です。
 主人公のアミは、とある事情で半年前に仕事を辞め、双子の妹・エミと暮らしている自宅マンションで過ごすことが多い日々を送っています。
 そんなある日、エミが、何かの記念日ということにして毎日お祝いをしようと言い出して……?

 今から二、三年後くらいの日本のお話でSF要素もありですが、そこら辺は基本的におまけです。メインは双子の姉妹の関係性と、主人公のぼやきです。

―― この作品を書いたきっかけを教えて下さい。

 ここ最近、毎日やることが色々あってそれなりに忙しくしてたんですが、時間の流れが本当にあっという間で、気づいたら一週間、一カ月経っちゃってるって感じだったんですね。何もしてないわけじゃないけど、一日一日の記憶がすごく希薄というか。
 なんかもっと一日一日を一粒ずつ大事にするような感じで過ごしてもいいんじゃないかな、と思ったこととかを、「記念日」というテーマに絡めて詰め込んでみました。
 また、掲載作品すべてが「記念日」がテーマなので、ほかの方とかぶらないようにしなければ、とも考えていました。なので、結婚記念日や誕生日は避けたのですが、果たしてどうでしょうか……?

―― この作品はどんな人に読んで欲しいですか?

 あまり対象読者など考えずに自由に書いてしまったんですが、多分女性向きです。アラサー大人女子とか、毎日なんとなく時間が過ぎていくー、と思うことがある人にいいかもしれません。普段は学生を主人公にした作品ばかり書いているのですが、久しぶりに大人が主人公の作品になりました。
 もちろんどなたでも読めるようには書いていますので、お気軽に読んでください。

―― この作品の執筆にはどれくらい時間がかかりましたか?

 構想二日、執筆二日、推敲四日です。

―― この作品を書くにあたって影響を受けた作家や作品を教えて下さい。

 非リア充だけど二人で楽しく過ごしている兄弟のお話として、江國香織(えくに・かおり)さんの『間宮兄弟』を挙げます。実際に読んだのは十年近く前ですが、こういう兄弟のまったり感とか関係性がいいなと思いました。

―― 注目している作家がいたら教えてください。

 女性の一人称小説としては、朝倉かすみ(あさくら・かすみ)さんの文体や作品の雰囲気が好きです。地の文に会話を埋め込んでいる文体など、かなり影響を受けた自覚があります。
 朝倉かすみさんの作品であれば、吉川英治文学新人賞受賞作の『田村はまだか』、『タイム屋文庫』がおすすめです。

―― 今後の活動予定を教えてください。

 二月になったら、個人出版で短編集を出そうと思っています。恋愛小説を集めた短編集の予定です。一年前の『月刊群雛』創刊号に寄稿した、『君には傘がよく似合う』も収録予定です。

 最新情報はブログや公式サイト、Twitterでアップしています。よかったら覗いてみてください。


晴海まどかさんの新作が掲載されている『別冊群雛』2015年02月発売号は、BCCKSではソーシャルDRMのEPUB(およびBCCKS独自形式)とオンデマンド印刷版(紙本)を、楽天Kobo・BOOK☆WALKER・iBooks Store・BookLive!・Reader Store・紀伊國屋書店Kinoppy・ブックパス・eBookJapan・Kindleストアでは電子版を頒布しています。刊行リストまたは下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。

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