書評『らせんの本棚出張篇』が『月刊群雛』2016年01月号に掲載! ―― 作品概要・サンプルと神楽坂らせんさんインタビュー #群雛

作品情報&著者情報
『月刊群雛』2016年01月号

『月刊群雛』2016年01月号には、神楽坂らせんさんの書評『らせんの本棚出張篇』が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? 作品概要・サンプルとインタビューをご覧ください。

縦書きで読む

※サンプルEPUBはBCCKSの詳細ページでダウンロードできます。

横書きで読む

作品概要

 Google+のコミュニティへの投稿の再録・再編の自己出版で『らせんの本棚』という書評集を出しています。今回はまだ『らせんの本棚』本誌に載せていない作品の書評を2作分、大げさにパワーアップしてお送りします。小説書きが自作のお話を載せるよりもこの2作品の紹介をしたくてたまらなかったほどの傑作です。どうぞお楽しみに。

―― 小説書きが本気出して書評を書いてみました

らせんの本棚出張篇

 お正月号ですね。あけましておめでとうございます。
 新年初ですから、今回はいつもと雰囲気を変え、Google+「本が好き」コミュニティ管理人である筆者(私)が2015年に読んで「これは!」と思った2作品の書評をお届けいたします。なお、読んだのが2015年なので、紹介する本は2015年以前発売の本になってしまっています。もう読まれた方は一緒にあの感動を思い出し、そうでない方には「読んでみたい!」と思っていただけるような紹介ができればと思っています。ネタバレには注意しておりますのでご安心のほどを。あ、書評じゃん、つまんなそう、なんて読み飛ばさないで! 書評でもなんとか面白いように鋭意努力した所存です。騙されたと思ってひとつ、いえふたつ、読んでくださいまし。それでは、いきますよー。はじまりはじまり~♪

 まず、最初にご紹介いたしますのはこちらです。

【本にだって雄と雌があります】 小田雅久仁(おだ・まさくに)

 あまり知られてないことですが、本にだって雄と雌があります。
 雄と雌があるってことは、そう、アレしてコレしてこうなって、新しい本が生まれちゃうわけです。
 蔵書家の家にはたいそう沢山の本があるわけでして、その中にはいい感じになってしまったつがいの本があったりなんかして、気がつくといつの間にやら本が増えちゃってる。その理由が実はコレなんですね。
 数千、数万の蔵書を持つ蔵書家の家の本棚は、ただでさえ本が多いというのに、ほっといただけでも本が増えてしまうわけです。
「ああ、また本が増えちゃった。こまったなあ」なんてつぶやいたことがある人は、この本の読者にピッタリ。
 人知れず増えていく本の秘密から、本と共に生きた、愛すべき博覧強記のお祖父ちゃんの驚天動地の人生、そしてその一族の悲喜こもごも、さらには人類の叡智から宇宙の秘密まで一切合切をつめこんだ大風呂敷を、面白おかしいコテコテの大阪弁で語って聞かせてくれます。
 いやあ、これは面白いわ! あんまり面白くて、この忙しいのに久しぶりにぶっ通しで読んでしまいました。でもって夜も更けているのに二周目に突入しそう、その前に感想だけでも書いとかなくちゃ! って、感想がパタパタと羽ばたいて飛んでいって仕舞う前に慌てて書いてます。

 とまあ、実はこれ、私が「本が好き」コミュニティに投稿した、初読時のレビューです。

※サンプルはここまでです。

神楽坂らせんさんインタビュー

神楽坂らせん

―― まず簡単に自己紹介をお願いします

 名前:神楽坂らせん / (かぐらざか・らせん)
https://plus.google.com/105106999084079383977/

Google+の『本が好き』コミュニティの管理人をしています。自画像は仲良しのGoogle+ユーザ、樫津りんご(かしづ・りんご)さんに描いてもらっています。

 キャッチコピーで「小説書きが」と書きましたが、よく考えたら小説よりも実用書やレビュー集を多く出してますね(汗)。
 気がつけばけっこういっぱい出しているので、実用書中心にまとめますと、

・『らせんの本棚』 http://rasenbooks.tumblr.com/
Google+の『本が好き』コミュニティからのレビューセレクションを自己出版しています。現在3巻まで出しています。

・『秀丸で傑作を書く!①』 http://hidehon1.tumblr.com/
 秀丸エディタというWindows用のテキストエディタの小説書き向けガイドブックを出させてもらいました。

・『ファンタジー世界構築のための質問リスト〈完全版〉』 http://fwbqj.tumblr.com/
 『月刊群雛』生まれのファンタジー世界創作ガイド。アメリカSF作家協会テキストの日本語版。好評発売中です!

・『らせん式ドラマロジー入門』 http://dramarogy.tumblr.com/
 アマチュア作家さん向けの創作ガイドです。小説の書き方のイロハからイロイロとボリュームたっぷりに詰まっています。

・『yWriterで物語を書こう』 http://ywriter.tumblr.com/
 小説書き向けのエディタソフトのガイドブックです。

 なんとここまで実用書!
 小説の方は、

・『マトリョシカ』 http://maddoc8823.tumblr.com/

・『あいどる・とーく』 http://idletalkbook.tumblr.com/

 の2作のみという寂しさ! これはいけませんね。もっと創作の方を頑張らなくては。と、リストを作ってみて痛感いたしました。なお、この2作は群雛文庫にも選出していただいております。そちらもよろしくお願い致します。

 そのほか、最新情報などは著者ランディングページ『らせんWORKS』を作ってありますので、そちらをご覧いただければ幸いです。

・『らせんWORKS』 http://rasenworks.tumblr.com/

QRコード

 それぞれためし読みできるようにしてありますので、ご興味ありましたら立ち読みでもどうぞ♪

―― この作品を制作したきっかけを教えてください

 『月刊群雛』2015年12月号の参加者アンケートに「2015年に読んだ本ベスト3」がついたことですね。
 これは絶対答えなくては! と思っていたのに、レギュレーション上12月号は参加できず、枕を涙で濡らす日々でした。泣いてばかりでも仕方がないので、よーしそれならば自分で書いちゃえ! と一念発起して書きおろしたのが本作になります。

 なお、Google+の『本が好き』コミュニティでも2015年のレビュー大賞を募集しています。2015年内は投稿可能ですので、ぜひぜひご参加くださいませ!

―― この作品の制作にあたって影響を受けた作家や作品を教えてください

・『本にだって雄と雌があります』 小田雅久仁(おだ・まさくに)
・『ドミトリーともきんす』 高野文子(たかの・ふみこ)

―― この作品のターゲットはどんな人ですか

 本と科学と人間が好きな人に。

―― この作品の制作にはどれくらい時間がかかりましたか

 ざっと書いたのは3日ほどですが、事実関係の確認等で1週間ほどかかりました。

―― 作品の宣伝はどのような手段を用いていますか

 主にGoogle+で宣伝しているほか、最近はランディングページを作るようになったのでそちらを案内しています。

―― 作品を制作する上で困っていることは何ですか

 毎回インタビューに新鮮な情報を書いてと言われることです……。あー、ネタがないよう!

―― 注目している作家またはお気に入り作品を教えてください

 今回は文字数いっぱいで取り上げられませんでしたが、あさりよしとお先生の『まんがサイエンス』シリーズが大好きです。面白くってためになります。大人でもきっと楽しめて発見があります。未読の方はぜひ読んでみてください。

―― 今後の活動予定や目標を教えてください

 創作の方に力を入れねば、といいつつ、秀丸エディタガイドブックのパート②をみりみり書いています。
 あ、そうだ、創作といえば以前『月刊群雛』に載せさせてもらった『ふたりのブルベ』の単行本化の話もじわじわ進行中です。こちらも近いうちにお届けできるかも? おたのしみに♪

―― 最後に、読者へ向けて一言お願いします

 小説を書くより書評書く方が簡単じゃん! なんて思っていた時期が私にもありました。全世界の書評家のみなさまごめんなさい。

神楽坂らせんさんの作品が掲載されている『月刊群雛』2016年01月号は、下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。

タイトルとURLをコピーしました